2017/05/12 生中継の裏側から

NHK「おはよう日本」様にメイドジムを生中継で取り上げて頂けました。 

 

光栄なことに今までにTVや雑誌、動画メディア様など様々な形で紹介して頂いておりますが、初となる生中継の実施にあたり10~15名の専門スタッフの方にお越し頂き、事前に通信環境の確認や構図、流れの確認等を入念に行った後に本番を迎えました。

 

6:00~

本番前リハーサル。

カメラワークや構図を数回通して確認。プロの方々の臨機応変な段取りの良さとフットワークの軽さ、提案から決定までの圧倒的なスピード感。それでいて音や照明等の専門器具を担当する各々が良い絵を撮るべく最善を尽くす様は圧巻でありました。

 

7:30~

中継準備。各々の配置にて随時対応できるよう、実際の放送映像と音声を聞きながら進捗状況を把握し、全員で共有。

手前のノートパソコン程の大きさの携行型ディスプレイはカメラの映像がリアルタイムで確認できる優れものです。

 

 

先程までの笑い声が混じる和気あいあいとした雰囲気から一変し、誰からともなく必要最小限の会話に留まり始め、静けさが勝ります。外の中継車には数名が既に準備を終えて待機。

 

ジム内には10名前後のスタッフが待機し、ところ狭しと(実際狭くて恐縮です)動き回っていた先程までと打って変わり僅かな物音すら十分に聞き取れる程の静寂と張り詰めた緊張感。

 

各々が担当する重厚感のある専門機材を抱えたまま少し俯き視線を落とし、精神統一をするかのよう佇む横顔に百戦錬磨の影を感じました。それらを物語る、視野の広さと手際の良さ、それでいて崩れることのない自然な立居振る舞い。

 

このチームでどれだけの現場を駆け巡ったのだろうか。時として、おそらく修羅場も。

 

 

現場への中継を告げる秒読みの合図が静寂を破り、ギリギリまでスタジオの音声に耳を傾けつつタイミングを計る。

6,5,4,3… 

 

 7:36~ 

中継開始。

打ち合わせ通りに問題なく進んでいきます。

 

先程までの本番さながらの練習以上の熱と臨場感。何より特に楽しそうに状況を伝えて下さっている印象を受けました。

 

一挙一動、呼吸の一つすらも全国のお茶の間に伝わる生中継は当然緊張するはず。その緊張感すらも抱き込み飼い慣らし、臨場感と共に場を伝える様相にプロの片鱗を垣間見ると同時に、目の前で行われる実況の迫力と説得力に感銘を受けました。

 

そして練習通りに事は進み、無事に中継終了。

 

安堵と歓声と拍手の混じる中、即時に機材の撤収作業に入る姿は準備の時とは少し異なる雰囲気で、やれやれ一安心と背中で語っているようでした。撤収も鮮やか極まりなく、10分とかからずに元の状態へと戻りました。

 

NHKおはよう日本様の影響力たるや凄まじく、瞬間的なものですがYahooリアルタイム検索の急上昇ワードにて五位に入りました。(最高二位)

 

著名人に続くメイドジム。貴重な本件のご提案を下さいました報道局ディレクター若菜様、鈴木様、並びに実際にトレーニングを実践しレポートしてくださったアナウンサー廣田様、森田様、及び円滑かつ高品質な撮影を裏で支えるスタッフの方々へ、この場をお借りして御礼を申し上げます。

 

「メイドジム」という一見破天荒な企画を総務省所管の特殊法人であるNHKが扱うにあたり賛否が分かれる部分もあるかと存じますが、遊びでも真剣にでもどんな形であったとしても少しでも多くの方へとトレーニングが広まり、トレーニングを始める足掛かりになれば幸いと考えております。

 

毎朝早朝から放送している「おはよう日本」において、今日もディレクター若菜さんと鈴木さんは直前までリハーサルを進めつつ裏で的確な指示を出し、アナウンサー廣田さん、森田さんは「もう流しの練習は皆様完璧です、あと不安なのはこの人だけです」等と言われながらもしっかりと熱の入ったレポートを世に送り、多くの配線を繋いだ専門機器を携える方々は静かに最高の仕事をしているのだろうかと想いを馳せる事になりそうです。

 

 

手持無沙汰だった私は機材の片付けをしているスタッフの方へ、非常に手慣れた仕事が素晴らしく、皆様さぞベテランなのでしょうと感謝を伝えたところ、片付けの手を休めず独り言のように

 

「これ、録画してるんだ。あとでみんなで観て反省会。毎回ね。」

 

寡黙な機材スタッフの方が自身に言い聞かせるようにつぶやいた言葉。

 

この個々が全体のために動く素晴らしいチームであーでもない、もっとあーすべきだったと意見を言い合う姿が目に浮かびました。

 

普段何を気にすることもなく当たり前のように目にする生中継。いざそれに関わらせて頂き勝手に多くの感銘を受け、感謝を含め本稿を作成致しました。

 

ネットの普及でテレビ離れが進む昨今、私も例外ではありません。

しかし本件により朝にテレビを見る楽しみができました。

 

末筆ながら、「おはよう日本」番組スタッフ様への格別の感謝をここに述べさせて頂きます、長文失礼致しました。

 

執事 せきぐち(映ってない) 

機能美。